
「情シスって楽そうだよね」
もし一度でもそう言われたことがあるなら、この記事はあなたのためのものです。
結論から言うと、情シスが辛いのは「技術の難しさ」ではありません。
本当の原因は、人・責任・割り込み対応の多さにあります。
実際、現場ではこんな状況が日常です。

企業によってバラつきはあると思いますが、2つ以上は該当すると思います
こうした積み重ねで
「情シス 辛い」「情シス やめたい」と感じる人は少なくありません。
この記事では、現場でよくあるやめたくなる瞬間10選を紹介します。
さらに、その原因と「壊れる前にやるべき対策」まで具体的に解説します。
✔ 今の環境が普通なのか知りたい
✔ このまま続けていいのか不安
✔ 少しでもラクに働く方法を知りたい
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
「これ、自分のことだ…」と思う瞬間が、きっといくつもあるはずです。
情シスがやめたいと思う瞬間10選(メイン)


どれか1つでも刺さったら、あなたは正常です。
情シスが壊れやすい構造になっているだけです。
1. 「何もしてないのに壊れた」と言われた時
結論:情シスは“嘘の一次受け”が一番削られます。
理由は、事実確認が最初から否定されるからです。
例:再現手順ゼロ、でも「今すぐ直して」の一点張り。
結論:まず“現象の言語化”から始めさせましょう。
使える返し(角が立たない)
- 「状況を再現したいので、直前の操作を教えてください」
- 「スクショか写真を1枚ください。切り分けが早いです」

現象が発生できないと、もうどうしようもありません
スクショをもらうのが一番です
2. トラブル時だけ“神”扱いされる時
結論:平時は空気、障害時だけ主役が心を削ります。
理由は、評価が「防いだ成果」ではなく「起きた損害」だから。
例:稼働率99.9%でも、0.1%で全否定される。
結論:成果を“数字と言葉”で見える化しましょう。

成功した時は評価~感謝されず、障害時だけ詰められる場合が多いです
3. 休日・夜間に平然と連絡が来た時
結論:オンコールの曖昧運用は燃えます。
理由は、緊急度の基準が社内で共有されていないから。
例:「印刷できない=緊急」と判断され、深夜に鳴る。
結論:連絡ルールと受付窓口を固定しましょう。

これは企業によるかと思います
前職では土日も連絡がありましたが、現職ではほとんどありません
4. “情シスのせい”で話が進む時
結論:責任の押し付けは情シスあるあるです。
理由は、ITが見えにくく、原因が断定されやすいから。
例:SaaS障害でも「社内ネットのせい」と言われる。
結論:責任範囲を図にして、合意を取っておきましょう。

・ネットが遅くて仕事にならなかった
・セキュリティ上ダメだと言われたのでできなかった
このような理由で情シスのせいにされることはあります
5. ベンダーが強く、社内が弱い時
結論:ベンダー依存×社内理解不足で詰みます。
理由は、情シスが“通訳”と“調整役”を背負うから。
例:要望が曖昧、見積は高い、でも締切は変わらない。
結論:要件の型を作ると、世界が少し平和になります。
最低限の要件テンプレ
- 目的(何を達成したいか)
- 現状(何が困っているか)
- 期限(いつまでに)
- 影響範囲(誰が困るか)
6. 仕様書がなく、引き継ぎもない時
結論:属人化は“未来の自分”を刺します。
理由は、担当が休むだけで業務が止まるからです。
例:「〇〇さんしか分からない」が社内に増殖する。
結論:まずは“手順書1枚”からで十分です。

仕事が人について回る属人化はどこでもあるかと
中にはもう必要ないのにやっている、という事もあります
7. 予算ゼロなのにDXを求められた時
結論:魔法はないので、優先順位が全てです。
理由は、コスト・時間・人のどれかは必ず要るから。
例:「無料で自動化して」と言われ、胃が痛くなる。
結論:やらないことを決めるのも、重要な仕事です。

現場からはなんとかしてほしいと声が多いが、経営層が費用を出さない場合もあります
経営層は現場を理解していないので、情シスもしくは現場の長が経営層を納得させるしかありません
8. セキュリティだけ完璧を求められた時
結論:利便性とのトレードオフが理解されないと辛いです。
理由は、現場は「止めないで」が最優先になりがちだから。
例:MFA導入で反発、でも事故ったら情シスの責任。
結論:“リスクを言語化”して、経営判断に乗せましょう。

ほとんどの経営層はセキュリティでなにかあっても責任はとりません
情シスは常に最悪の自体もある程度想定して対策しておきましょう
9. 問い合わせが止まらない時(チケットがない地獄)
結論:問い合わせ運用がない組織は燃えます。
理由は、割り込みで集中が途切れ、仕事が進まないから。
例:電話・口頭・DMが乱立して、優先度が崩壊する。
結論:窓口一本化だけで、負荷は大きく下がります。
すぐ効く仕組み
- 受付はフォームかチケットに統一
- 口頭依頼は「起票して」で揃える
- SLA(目安)を貼り出す

情シスの都合はお構いなしに問合せしてきます
問合せフォームやチャットボットを実装し、一次受けはそれにするとよいでしょう
その際に緊急度なども伝えられるようにすると尚良し
10. “ありがとう”より“当たり前”が返ってくる時
結論:承認不足は長期的に心を折ります。
理由は、守りの仕事ほど成果が見えにくいからです。
例:一年無事故でも、感謝はゼロ。事故で一発炎上。
結論:成果を定例で共有し、味方を増やしましょう。

情シスも人間なので、「ありがとう」の一言があるだけでだいぶ救われます
なぜ情シスは辛いのか(原因)

結論から言うと、辛さの根は「構造問題」です。
原因1:業務が“割り込み前提”で設計されている
情シスは、緊急対応が常に発生します。
でも、他部署はそれを“当然の対応”と見がちです。
結果、計画業務が永遠に進まなくなります。

割り込み案件が必ず発生するので、予定はそれを見越して余裕を持っておきましょう
原因2:責任は重いのに、権限が弱い
止める権限はないのに、事故の責任は来ます。
この非対称がストレスの正体です。
原因3:成果が見えにくく、評価されにくい
「障害を防いだ価値」は伝えないと伝わりません。
放置すると、疲弊だけが積み上がります。
原因4:属人化が発生しやすい
少人数で回すほど、知識が特定の人に固まります。
その人が休むだけで、現場が止まります。
限界になる前にやるべき対策
ここからは“明日から効く”順に書きます。
対策1:窓口を一本化する(最優先)
結論:問い合わせが散らばると、必ず燃えます。
理由:優先順位が崩れ、精神が削られるからです。
例:電話→口頭→DM→メールで詰む。
結論:受付をフォームかチケットに統一しましょう。

問合せフォームやチャットボットを実装し、一次受けはそれにするとよいでしょう
その際に緊急度なども伝えられるようにすると尚良し
対策2:「緊急」の定義を決める
結論:緊急の基準がないと、全部が緊急になります。
理由:相手の主観で緊急度が決まるからです。
例:印刷不可が深夜対応になってしまう。
結論:業務停止のみ緊急、など線引きが必要です。

場合によっては最優先でやらなければいけない案件も出てきます(ネットワーク障害や取引先に迷惑がかかるなど)
対策3:責任範囲を“見える化”して合意する
結論:押し付けを防ぐには、先に線を引くしかないです。
理由:トラブル時は感情が勝ちやすいからです。
例:SaaS障害でも情シスが責められる。
結論:範囲表を作り、上司の承認を取りましょう。
対策4:属人化を1ミリずつ削る
結論:完璧なドキュメントは不要です。
理由:ゼロより1枚の手順書が効くからです。
例:月1本、よくある作業だけ書く。
結論:小さく積み上げるのが最短です。

これを見れば他の人でもある程度の対応はできる、となるような手順書は残しておきましょう
対策5:成果を“数字”で発信する
結論:情シスは黙るほど損をします。
理由:見えない価値は評価されないからです。
例:対応件数、復旧時間、削減時間を共有する。
結論:月1回のミニ報告でも世界が変わります。

上司は部下の成果をアピールできるチャンスを作ってあげましょう
向いている人・向いていない人

✅ 情シスに向いている人

ユーザーが何に困っているか、どのように説明すれば伝わるかなど、ユーザー目線で考えられるといいでしょう
⚠️ 情シスが辛くなりやすい人
向き不向きは、能力より環境の影響が大きいです。
「向いてない」のではなく「燃える環境」もあります。

マルチタスクに対応できないと難しいかもしれません
逆に損得勘定なしで行動できる人は向いているかも
まとめ(共感+行動促進)
情シスが辛いのは、あなたが弱いからではありません。
割り込み、押し付け、属人化が起きやすい構造が原因です。
まずは「窓口一本化」と「緊急定義」から始めましょう。
それだけで、ストレスは確実に下がります。
こんな人は転職を考えるべき

筆者も該当する事項があります・・・
転職は逃げではなく、リスク管理です。
環境を変えるのは、最も強い解決策になることもあります。






