プロフィールにも記載してありますが、筆者は現役の情シス(社内SE)です。
メーカーの情シス(社内SE)を2社経験しており、そのどちらでも社内SEの採用面接を行っております。(一次面接の面接官として)
どんなところを重視されるんだろう?
内定もらうためにはどうしたら?
このように、面接を控えていろいろ考えたり不安になっている方もいるかと思います。
こちらをご紹介していきます。
情シスや社内SEへの転職を考えている方や、近々面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。
社内SE(情シス)の業務とは?
詳しくは下記のページにて記載しています。
企業によって異なるとは思いますが、大枠としてはこのような事を業務とする可能性が高いです。
つまり、
上記の業務内容を問題なく遂行~推進できる即戦力
を企業側は求めています。
経験ないのがあるけど大丈夫?
もっと具体的には?
では『重視するポイント』、『あまり重視しないポイント』を、それぞれ詳しくご紹介していきます。
重視するポイント
①弊社の『今の』環境にマッチしているか
◯◯◯をしたいけど、人員が足りないという理由で企業側はコストと手間をかけて募集をかけています。
- ◯◯◯を担当していた社員が退職してしまい、それに変わる人材が欲しい
- 新たに◯◯◯を進めていきたいが、それに精通している人材が欲しい
- IT設備やシステムが増加し、運用やヘルプデスクができる人材を増員したい
募集している背景としては、だいたいこのいずれかに該当すると思います。
募集要項に記載されているか、転職サービスを利用している方は担当コンサルにどういう人材を求めているか確認しておくとよいでしょう。
企業側が募集している目的に対して、『自分はこのような経験があり、貢献できます』という事を力強く言えると間違いなく好印象ですので、企業側も採用したいという気持ちが強くなります。
具体的例を交えて紹介すると、
このような事を聞くと、具体的にもっと詳しく聞いてみたくなります。
②コミュニケーション力やプレゼン力はあるか
社内SE(情シス)は幅広い部署の人とコミュニケーションをとったり、経営層へのプレゼンや各部門への説明会なども実施します。(前者はほぼ必ずあります)
ですので、この部分を問題なく実行できるかを確認します。
社内SEに限った事ではないですが、これらはマイナスポイントです。
③業務知識はあるか
会計(仕訳や簿記など)、販売(受注~出荷~販売、在庫などの一連の流れ)、生産(製品の構成や製造工程など)、人事給与(労基法など)といった実業務での知識です。
④休日の出社は可能か
システムの入れ替えやサーバーメンテナンスなど、いま稼働している基盤を長時間止めるのは業務時間内にはできません。
その場合はどうしても深夜や休日に作業を行う事になりますので、そのような時に柔軟に対応できるかどうか事前に確認する場合があります
⑤集中できない環境でも問題ないか
これは筆者が面接の時によく質問します。
社内SE(情シス)は、社員から容赦なく問合せが殺到します(1日10回以上)。
ですので、すごく集中している時でもしょちゅう中断させられます。
⑥問題解決能力はあるか?
情シスは様々な問題に直面します
『こういう局面の時に、こうやって解決させた』なども合わせて説明できるといいでしょう。
トラブル時の問題解決能力は重要です!!
いくつか記載しましたが、最も重視されるのは
①の弊社の『今の』環境にマッチしているか、です。
ここは十分にアピールできるよう、かつ相手にしっかり伝えられるよう、事前に話す内容をまとめておきましょう。
あまり気にしないポイント
①社内SE(情シス)としての経験
社内SEや情シスとしての経験があるかどうかですが、これはあまり気にしません。
ですので、前職がSierであったり、システムの営業でもぜんぜんOKです。
社内SEや情シスは技術力(プログラミングやデータベース、システム設計など)とコミュニケーション力、双方が求められます。
となりますので、企業側がどちらの人材を求めているかですね。
筆者は「社内SE」と「Sier」両方の経験があったので、現職の転職活動の時は苦戦しませんでした
②卒業した学部や学科
これは全く気にしません。
とはいえ、採用を決定する人事や経営層はどうしても学歴を見がちなので、要注意です。
ただ、情シス現場の我々は学歴不問です!
どんな逆質問をするといい?
面接の最後には大体「なにか質問はありますか?」という下りがあります。
ですので、最低でも1つは質問するようにしましょう。
募集要項などを確認し、事前にどんなことを質問するかまとめておくのがいいと思います。
とはいえ、ただ逆質問をすればいいわけではく、質問の内容によっては逆効果になってしまう場合もああります。
もちろん上記の質問をしてもいいのですが、これだけしかしないというのは最悪です。
業務内容やシステムの構成など、社内SEならではの質問も必ずするようにしましょう!
(できれば最初に)