【情シスにこんなこと聞くな】そんなの聞かれてもわからんて・・・

プロフィールにも記載していますように、筆者はメーカーの情シスを10年近く続けています。

■ そんなこと聞かれてもわからんよ・・・
■ 言ってる事の意味がわからない・・・

というような問合せや質問がどうしても発生してしまってます。

情シスに聞くより自分で調べた方が絶対早いのに、と思いつつも無碍にはできないので、代わりに調べて教えてあげる・・・という事がほとんどですね。

ですので、代表的な例と解決策も含めて記載していきますね。

家のネット環境の事を聞くな

ケース1
ケース1

テレワーク用のパソコンをネットに繋げたいんだけど、どうしたら??

ケース2
ケース2

家のネットが遅いし、よく落ちちゃうんだけど・・・

・・・・知らんて!!

自分ちのことでしょ!!

なんてことはもちろん言えないので、こういう場合の回答例を考えてみます。

情シスはあなたの家のお手伝いさんではありません

ケース1 家のネットに繋げたい

これは各家庭のネットワーク管理者に聞くのが一番なのですが・・・それができない場合は

妻のITリテラシー(スマホやデジタル化への知見)を上げよう『WiFiトラブル編』

上記リンク内の「WiFiの接続方法」をよく案内しています。(昨今は無線での接続がほとんどなので)

ケース2 家のネットが遅い、落ちる

確認点~解決策

無線(Wifi)の場合

  1. Wifiルーターを再起動
  2. 最新のドライバーをインストール
  3. 有線(LANケーブルを挿す)に変えてみる
確認点~解決策

有線(LANケーブルが挿さってる)の場合

  1. Wifiルーターを再起動
  2. 最新のドライバーをインストール
  3. 有線(LANケーブルを挿す)に変えてみる

マンションとかの集合住宅ですと、建物全体の使用率などによって遅くなる場合もあります。

スマホの事を聞くな

ケース1
ケース1

このアプリ起動すると落ちるんだけど

ケース2
ケース2

いまオススメの機種ってなにかしら?

・・・・知らんて!!

自分のスマホのことでしょ!!

情シスはスマホショップの店員ではありません

会社で導入したスマホ本体やアプリについて聞くならOKですが、会社で使用していないアプリや機種についてはそこまで詳しくない人も多いかと思います。

最近オススメの機種が知りたいなら「スマホ ランキング」とかで検索した方が早いですし、確実です。

電気や機械のことを聞くな

ケース1
ケース1

会議室のプロジェクターが映らないんだけど

ケース2
ケース2

電池や延長コードってある?

・・・・総務に言って!!

備品なんか持ってないって

情シスは電池や延長コードなど、家電系の備品は管理しておりません。
※総務や各フロアの備品担当者に聞いてください

情シスは用務員さんではありません

マウスとかキーボードなど、パソコンに係わる備品だと情シス管轄になる場合が多いですね。

その場合はぜんぜん聞いてもらってOKかと思いますので、ぜひお問合せください!

Officeのスペシャリストだと思うな

ケース1
ケース1

Excelで回帰分析したいんだけど

ケース2
ケース2

PowerPointでスライドマスターっでどうやったらいい?

・・・・わからん!!

Officeにそこまで詳しくないって

このような問合せをされても、1発で回答できることはあまりありません。

結局ネットで調べたりする事になるので、質問者の代わりに調べてあげているだけです。

情シスはExcelやPowerPointといったOfficeのスペシャリストではありません

情シスが得意なのは社内システムの使い方であったり、それに伴うデータの取り扱い、他インフラです。
(開発寄りだと、VisualStudioなどのコードエディターやプログラム言語なども)

営業部門=プレゼン資料を作成するPowerPoint
企画やマーケティング部門=分析などに使うExcel

これらの部門の方がよく使うはずですので、情シスより詳しいはずなのですが・・・
なぜ情シスに問合せてくるのか?!

逆に情シスの人はどうしてるの?

まずは自分で調べます

同じ情シスの人に聞くこともありますが、基本はまず自分で調べます。

なぜなら、その方が早い事が多く、自分で調べた方が忘れないからです。

サポートに問合せます

ネットで調べてもどうしてもわからない場合にのみサポートセンターなどに問合せます。

問合せする際も「おかしいんだけど~・・」「調子悪いんだけど~・・」といった抽象的な表現はしません。

  • 症状(できるだけ詳しく)
  • いつから発生しているのか
  • 原因(心当たりがあれば)

これらをしっかりまとめて問合せをします。

というのも、いつもユーザーから問合せされる立場なので、どのようなことを伝えれば相手が回答しやすいか、を考えています。

「おかしいんだけど~」とかの抽象的は質問だけでは回答できません

相手が一発で回答できるように考えて質問しましょう

自分で調べることができるようになろう!

自分で調べられるようになると、

  1. 早く解決できる
  2. お互いの生産性が上がる(相手の時間も奪わないので)
  3. 公私問わず色んな場面で問題を解決できる

このようにメリットがたくさんあります。

ケース1
ケース1

それはわかるけど、調べ方がわからんのじゃよ・・・

という方もいるかと思いますので、調べ方の例をいくつか記載します。

機器やハードといった「モノ」について調べたい

  • 『型番』や『品番』で検索する

ほとんどの場合はこれで「取扱説明書」や「よくあるお問合せ」などがヒットします。
同じトラブルが起きている方のレビューや投稿が見つかる場合もあるので、そうすると具体的な解決手順まで見つけることができます。

症状やエラーといった「事象」について調べたい

  • 『エラーメッセージ』で検索する

エラーメッセージが出ているような事象であれば、そのエラーメッセージで検索するのが最も早く効果的です。トラブルに対してピンポイントで解決策が見つかります。

  • 『やりたいことや知りたいこと』や『症状』と『ツールや場所』をセットで検索する

例:
Excel(ツール) 回帰分析(やりたいこと)
スマホ(ツール) ランキング(知りたいこと)
昭和記念公園(場所) 桜の開花状況(知りたいこと)

このように検索することで知りたい情報がヒットします。

ほとんどの事象やトラブルは自分で調べて解決することができます!

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